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2013年3月 9日 (土)

ジョージ・「ビュレット」ウィリアムズ

Zbukkawhite5「おまたせしました、ブッカさん。それではジョージ・ウィリアムズさんについてお聞かせください。」
『おまたせいたしました』やあらへんがな、いつまで待たせる気やねん、ほんまに。仕事の遅い奴やの毎度の事ながら・・・。
「すんません。私も卒業式やらなんやらで年度末はなにかと忙しい。」
「言い訳は無用じゃ!」

「トホホ。それでは、ジョージさんと最初に出会われた時に遡ってお話おばお願いします。」

「よっしゃ。あれは確か1928年の1月やったな。わしがギターを背にフラ~っと1軒のカフェに入った時やった。そこでハープを吹いてる男がおってね。夜の演奏前に仲間内のために演ってたらしい。」

「それがジョージさんとの初顔合わせですね?」

「そうや。カフェの名前は忘れたが、ミシシッピのBaptervilleにあった店での事や。『そこの若いの、ギター弾けるみたいやから、ちょっと一緒に演らへんか』とジョージから声をかけてもろてジャムったのやが・・・。」

「どないでした?最初の共演。」

「どないもこないも・・・。ワシはギターをオープンGに合わせてたんで、ちょっと不安やったのや。というのも、それまでオープンGに合わせてハープ吹ける奴なんていてなかったもんでの。しゃ~けど、ジョージは何の苦も無く演奏しよった。『キーが何であれ、どんな曲でもお茶の子さいさい屁の河童』ちゅうてね。」

「ほ~。」

Coloredcafe 「ところで、いきなり右の画像が現れたけど?」

「字ばっかりやと、読んでくれてはる方々も退屈されると思って、ネットからそれらしいカフェの画像を取ってきましてん。」

「何か人の話も上の空でゴソゴソやっとると思ってたら。しょうもない。」

「読者サービスですがな。それより話の続きをばお願いします。」

「それから、すっかりジョージと意気投合してな。二人でコンビを組んで活動することになったんや。ジョージは一所に落ち着くことのできん根っからの放浪者。ワシも若かったし、あっちゃこっちゃ南部一帯を旅して巡ったもんや。チャールストンからグレナダ、ヒューストンからホリー・スプリングス・・・。面白かったな。」

「一番印象に残ってる場所といいますとどこでしょうか?」

「それは何といってもデルタのグレンドラという町にあったバレルハウスやね。たしかエディー・スミスちゅうオッサンが経営してた場所やった。ワシらの演奏が評判を呼んで、毎晩50ドルの荒稼ぎや。お互いが50ドルやで。人生で一番稼げたのがあの時や。今思い出しても笑いが止まらんぞ。わははははははは。」

「50ドルとは大した額ですな?当時としては。」

「そやろ?当時ステラ製のギターが10ドル前後やさかい、ギター5本分が買える金額や。計算わかる?50÷10やで。」

「わからいでかい!ところで、当時はどのような曲を演奏されてたんでしょうか?」

「一番受けたのがブラインド・レモンの曲や。I was broke and hungry,ragged and dirty, too.」

「これですか?」


YouTube: BLIND LEMON JEFFERSON - BROKE and HUNGRY

「そうそう。これを鉄壁のジョージのハープ+ワシのヴォーカル、ギターでアレンジしての。他にジョージはTHE HOUNDちゅうのやらFRISCO LEAVING BIRMINGHAMといった曲を例の裏声で唸る必殺技で披露しよったな。」

「その頃の録音が残されていないのが残念でございます。」

「FRISCO LEAVING BIRMINGHAMで思い出したけど。実はワシの列車モノマネ・ギター奏法もジョージのおかけで編みだせたのやで。『ハープでの効果をいかにギターで表現できるか』と試行錯誤したおかげでな。」

「たとえば1930年にビクターに録音されたコレなんかがそうですね?」


YouTube: Bukka White-The Panama Limited

「そうや。しかし、画面が上下に動いて目ぇがチラチラするやんけ。どないかせんかい!」

「どうにかしろ、と言われましても私の力ではどうにもなりませんで。ユーチューブにアップされた本人に言うてもらわんことには、どないもこないも・・・。」

「フン。役に立たん人間やのぅ、まったく。もうええ歳やねんから、ちょっとはシッカリしてや。いやほんま。」

続く

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コメント

ブラインド・レモンさんはメチャメチャいかしてますね~
ブッカさんのギターの弾き方はこの頃の方が丁寧なやうな・・・

あのビッグ・ジョー・ウィリアムスさんも戦前の方が改造しないギターをオーソドックスに弾いてたみたい戦後に変わった訳は???

あ、そうか
呼び出してないのに出てきてるから
『ヒュ〜ドロドロドロドロ』
がないんですね。

ええタイミングでええ感じのカフェの画像ですね♪
なんて書いたら私もブッカ先生にどやされますかな(^_^;)

ジャンゴさんへ>
ビッグ・ジョー・ウィリアムスの件はよく知らないのですが、色々調べて行くうちに、1926年に撮られたダディー・ストーブパイプというオッサンの写真から、手にしているのが8弦ギター!という事が判明いたしました。いや~謎が謎をよびます。bud

iけねすけさんへ>
元気にされてるようで、なによりです。『ヒュ〜ドロドロドロドロ』は、夏期限定ということで御理解賜りたい。beer

shin555さんへ>
なかなかブッカさん、気難しい所もあって往生しております。music

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