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2012年11月

2012年11月24日 (土)

ジョージ・H・トリマー ②

Pullmanporter

しか~し。だいぶ間があきましたが、しか~し、このトリマーさんについて
新たな事実が判明いたしました。
なんとこの方、プルマン・ポーターの組合主催のコンテストで優勝し
そのご褒美としてジェネットに録音するチャンスが与えられたんやと。
黒人の歴史に詳しい方ならプルマン・ポーター組合(寝台車給仕組合)について御存じだとは思いますが、後の黒人公民権運動にも大きな役割を果たす事となるフィリップ・ランドルフが中心となって組織した黒人初の労働組合でございます。                        「なにが労働組合じゃ、労働条件の改善?賃上げやと?黒人は黙って与えられた条件で働いとけや。会社はこんな組織なんて認めんぞ。アッホ~。」という経営者側の対応に抗って、遂に1937年には正式な交渉権を認めさせるようになります。(プルマン・ポーターについてさらに知りたいという方はココをご覧ください。脳天気な事しか書いてないウィキペディアなんかより、よっぽど勉強になります。)   

ま、そういうわけで、このトリマーさんの人となりとか生活を推測すると、おそらく当時の黒人としてはわりと教育の機会にも恵まれ、正式な音楽教育も一定受けておったかも知れませんね?「ひょっとするとフィリップ・ランドルフの片腕としてオルグ活動なんかも積極的に行っていた人物かもしれないぞ」などと、妄想、もとい想像が膨らんでいきます。ま、ただの音楽好きのオッサンやったという可能性も大いにありますが・・・。ちなみに1987年にバーミンガムでお亡くなりになったんやて。写真の一枚ぐらい発見されませんかね?

それにしても、このジェネットというレーベルもパラマウントと同じく、よくわからん所がありますね。黒人音楽の傑作の数々を生み出す一方で、狂信的白人優越主義団体KKKのレコードも多く録音したり(ま、本社スター・ピアノ・カンパニーのあるインディアナ州リッチモンドがKKKの牙城の一つやったらしいですけろ)、良質な電気録音技術がありながら、最新式の電気蓄音機ではなく、わざわざ安価なポータブル手動蓄音機での再生に適した盤を作ったりと理解に苦しむ所が多々ございます。

S7302536

という事で、本日は真夜中まで労働されたであろうトリマーさんに敬意を表して、ピート・ルイスのギターをタップリと御堪能くださいませませ。(年増女のうめき声?が少々鬱陶しいですが・・・)


YouTube: Ooh Midnight - Pete "Guitar" Lewis - Federal 12103

 

2012年11月 5日 (月)

ジョージ・H・トリマー

Cimg1486

めっきり寒くなってまいりましたが、皆さま方いかがお過ごしでありましたでせうか?
プロバイダーを乗り換えたため、このブログもとっくに閉鎖されてるものとばかり思っておった所、まだ使えると知って吃驚仰天!
てなわけで久方ぶりの更新でございます。
そこで、今回は最近(といっても7月ですけろ)入手できたジェネット盤ジョージ・H・トリマーの御紹介でございます。78quarterlyという雑誌によると、この盤は多くとも15枚しか現存してないらしく、コレクターのPeto Whelan氏もコンディションがVのヤツしか持ってないようです。
してみると本邦で持ってる人がいるとしても、おそらくあの高名な木下氏ぐらいちゃうけ?というぐらいレアな盤ということになりますが、この購入価格はたったの30ドルと68セント!(コンディションもそこそこでっせ。悪く評価してもG+。)
なんか騙されているように感じるのは気のせいでしょうかね?なんせちょっと前にeBayで見かけたロバート・ジョンソンなんか、なんぼ人気が高いちゅうても、開始価格からして1300ドルからという法外な値段やったもんね。

さて、このジョージ・H・トリマーによる「スピリット・オブ・`49ラグ」という作品、かつてオリジン・ジャズ・ライブラリーから出されていたピアノのコンピアルバム(OJL-16)でお馴染みの方も多いとはおもいますが、ご存じない方のためにユーチューブからご紹介いたします。


YouTube: George H. Tremer - Spirit Of '49 Rag

と、ま~ こんな曲でございます。

カズーとパーカッションを同時に使いながら楽しい演奏ですね。リラックスしたい時にピッタリの作品ではないでしょうか?

ところでこの曲は1927年の8月3日にアラバマ州はバーミンガムの仮設スタジオにて録音されたらしいのですが、肝心のジョージ・H・トリマーという人物の事はほとんど知られていないらしい。ネットで検索しても、特に目新しい事も書いておらず、私としてもB面の「SOME OF THESE DAYS」の歌いぶりから判断すると、どうも白人のピアニストではないだろうか?などと勝手に想像しておりました。

しか~し。(久しぶりのブログ更新で疲れが出たため、この続きはまた今度。)