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2011年10月17日 (月)

Jamaica Ginger Jar

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eBayで「ジャマイカ・ジンジャー」の空き瓶が出品されております。
御存じの方も多いとおもいますが、この「ジャマイカ・ジンジャー」なる安物の医療用アルコール、禁酒法の時代に合法的な酒の代用品として使用されたがために、3万人とも5万人ともいわれる多くの犠牲者を出した事で有名な物でございます。(法を逃れるために加えられたリン酸トリクレジルという物質によって脊髄や末梢神経が侵され、最悪の場合一生歩行困難な状態になってしもうたんやと。【Jake Leg】)

「それがどないしたんや?ジャグとして使えそうにもないやんけ」という声も聞こえてきますが、あいや待たれい!実は、このジャマイカ・ジンジャーによる被害とその原因が判明したのが1930年の2月27日でございまして、この日付が、トミー・ジョンソン、イシュマン・ブレーシーのパラマウント・セッションがいつ行われたかという問題を解決する決め手となっておるのであります。

従来は、イシュマン・ブレーシーの「ウィスコンシン州のグラフトンで録音した時、ちょうどブラインド・レモンさんも来てはりましたで。」という証言を基にして『それやったら1929年の12月以前の話やな。なんせレモンさんが雪のシカゴで亡くなったのがその年の12月やさかいに』と、デヴィッド・エヴァンズなんかは1929年の11月頃と考えていたようですが、このセッション時に録音されたトミー・ジョンソンのAlcohol and Jake Blues



YouTube: 'Alcohol And Jake Blues' TOMMY JOHNSON, Delta Blues Legend

やら、イシュマン・ブレーシーの Jake Liquor Blues


YouTube: 'Jake Liquor Blues' ISHMAN BRACEY (1929) Delta Blues Guitar Legend

は、この悲惨な事件を題材にしており、トミー・ジョンソン、イシュマン・ブレーシーのパラマウントセッションは、おそらく1930年の春頃であろうと言う説が現在では有力となっております。(イシュマン・ブレーシーも別のインタヴューでは、ブラインド・レモンではなく、ブラインド・ブレイクが来ていたと言ってたらしい。これなら辻褄があいますね?)

まそれはともかくとして、最近ではトミー・ジョンソンが愛飲(?)してたという台所燃料の「Sterno」(キャンド・ヒート)も出品されてたりと、当面eBayからは目が離せませんね?(濾過して砂糖をチョッピリ加えると、結構いけるらしい。勇気のある人は、挑戦してみよう!)

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コメント

<Jamaica Ginger Jar>…恐るべし。ラベル読んだら、きちんとした医薬品ですよ、これ。僕も売っていたら買って飲みそう…。
Canned Heatの方もきつそうですね。こんなの飲んでたら、肝臓いかれて吹き出物だらけになりそう。

やはり、良い酒の飲みましょうね。

おぎてつ

キャンドヒートを初めて聞いたのは映画ウッドストックです。あのひょーひょーとした歌い方に「おまえやる気あんのか」と当時思いましたがこんなおとろしー酒が背景にあったとはしりませんでした。
追伸、悪いアルコールを飲んだら吹き出物が出ることを知っている
おぎてつさんはスゴイ。

ogitetsuさんへ>
まだ、そっちでも売ってるような感じがする瓶でしょ?
爽やかな雰囲気がかえって不気味です。drama

いのさんへ>
野菜ラーメン10杯で、キャンド・ヒート風カクテルのプレゼント!というようなきゃんぺーんはいかがでせうか?
だめ?
punch

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