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2011年1月

2011年1月29日 (土)

BAWDY BLUES 1935-1940

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本日は1935年~40年にかけて、デッカに残された音源から、性にまつわる音源を集めたコンピアルバムのご紹介。副題に「ブラック・エロチカ歌集」とあるように、ま、その手の表現のオンパレードでございます。おれは大釘打ちの名人や。一本うったろか?」と歌われるスパイク・ドライヴァーブルースやら「おまえさんのレモンをしぼらせて」というレッツ・スクウィーズ・ユア・レモン。「あの娘はブルーマーを脱いで・・・・(省略)」てなブルー・ブルーマー・ブルースと、お下劣な曲のオンパレードという趣向となっております。ちょっと、一家団欒の場で聴くには憚れるかもしれないのですが、非常に優れた作品が収められており、日本人のブルース眼の確かさを大いに世界に示した作品ではないでしょうか?
ルーズベルト・サイクス、ピーティー・ウィートストロウ、ココモ・アーノルドといったお馴染みの方々はもちろんのこと、アレックス・ムーアにチャーリー・ピケット(あのダン・ピケットと同一人物か?)といった人達まで活躍するこのLP。中古レコード店で見かけたら、即購入いたしませう。(ちょっとジャケットがナニなので赤面いたすでしょうが・・・。)
というわけで、本日はこのアルバムの1曲目に収録されているハーレム・ハムハッツをバックに歌うロゼッタ・ハワードのレット・ユア・リンネル・ハング・ロウをどうぞ。
「なんでもするさかい、そのリンネルおろして~な」と迫る?チャーリー・マッコイと「1ドル50セントくれるんやったら下げたってもええよ」と答えるロゼッタさんとの掛け合いでございます。


YouTube: Let Your Linen Hang Low -Rosetta Howard

それと、謎の囚人ピアニストのジェシー・ジェイムズのスウィートパテューニも収められているのですが、残念ながら「ゆーちゅーぶでは見当たりませんでした。かわりにロンサム・ロード・ブルースをどうぞ。ラフなボーカルとダイナミックなピアノ。堪りませんね?どなたかこの人の正体を明らかにしてくれないものでしょうかね。


YouTube: Jesse James Lonesome Day Blues

 

2011年1月23日 (日)

喜味こいし師匠死去

一世を風靡した兄弟漫才コンビ「夢路いとし・喜味こいし」の喜味こいし師匠が肺癌のためにお亡くなりになられました。本格的なしゃべくり漫才の伝統を支えて来られた方が又、一人この世を去られたことを惜しむ声は、中高年の方々の中に特に多いのではないでしょうか。
最近のテレビのお笑い番組では、決して味わう事のできない名人芸。
おもろい時代を経験させていただきました。合掌。

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YouTube: 夢路いとし・喜味こいし(ゆめじいとし・きみこいし)

中田ダイマル・ラケットもいっときましょう。


YouTube: 中田ダイマル・ラケット - 僕は幽霊 02

 

 

2011年1月15日 (土)

ビー・ヒューストン

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さてさて、前回のビッグ・ママ・ソーントンのBall and Chainのバックでアグレッシブなギターを弾いてたのが本日ご紹介するビー・ヒューストンさんでございます。
1938年生まれのこの方、生まれはテキサスのサン・アントニオ。(名前はヒューストンですが・・・)。学生の頃から音楽に目覚め、T・ボーンやゲイトマウス・ブラウンに大きな影響を受けたギターでめきめきと頭角を現し、ブルック・ベントンやリトル・ウィリー・ジョン、リトル・JR・パーカー、ボビー・ブランドといった名だたる大物連中のバックバンドの一員として活躍いたします。(もともとは、トランペットを吹きたかったらしいのですが、楽器屋のオッサンに「50ドルでは買えんぞ。ギターやったら買えるからギターにしとき」と言いくるめられた?らしい。世の中、わからんもんですね?)

その後、Ball and Chain時の演奏に心惹かれたアルフーリ・レコードのオーナーであるクリス・ストラックウィッツによって1970年に作成されたのが本日のアルバムでございます。当時としては結構、注目を集めたらしいですが、その後は泣かず飛ばず。結局、一ローカル・ブルースマンとして1991年にお亡くなりになられたそうです。久しぶりに聴き直してみたところ、ボーカルはちょっとナニですが、けっこうエエ線行ってると個人的には思うのですが・・・。それにしても裏ジャケットに写ってる子どもさん。今頃、どうしてはるのやろか?・・・・。

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YouTube: Bee Houston Ten Years To Life

 

2011年1月10日 (月)

Ball and Chain

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本日は、1968年に米国のARHOOLIEレーベルから発売された、ビッグ・ママ・ソーントン、ライトニン・ホプキンス、ラリー・ウィリアムス御三方の作品を集めたコンピ物のご紹介でございます。ライトン、ラリー・ウィリアムスの作品は可もなく不可も無しといったアヴェレージの出来ですが、聴きものはなんといっても表題曲を歌っておられるビッグ・ママ・ソーントンでございます。以前にも言わせてもらいましたが、この方のグイグイと剛球をなげこんでくるスタイルは実にパワフル!聴く方もバットに球を当てるのがやっと、といった塩梅でございます。まだ未聴の方には是非ともお薦めしたい姐御ですね。ということで、表題のBall  and  Chainをどうぞ。


YouTube: Big Mama Thornton "Ball And Chain"

いや~堪りませんね?(どっと疲労感も残りますが・・・・)
ライナー・ノートでピート・ウェルディングさんも書いてはりますが、ロックのジャニス・ジョプリンという方も演ってはる曲の、こっちが本家本元でございます。ま、アメリカでも雑誌living bluesが発行され、ようやく若者を中心とした白人達にブルースという音楽が知られるようになったのが1970年。その事を思えば、わざわざピートさんが力説されているのも理解できますね?
も一つオマケで、動くビッグ・ママ・ソーントンさんもどないや!
この映像(アメリカン・ブルース・フェスティバルの3)にも吃驚しましたな~。
「うわ~!で、でっか~。ほんまにビッグや!しかし、なんで買い物カゴを?ハープ入れてはるのやろか?」と思われた方も多いと思います。
ミスしたら後でボコボコにされるんちゃうか、と必死で?演奏する若きバディー・ガイさんの姿を拝めるのも嬉しい所ですね。

 


YouTube: Big Mama Thornton ft. Buddy Guy - Hound Dog

ついでにユーチューブという便利なものがなかった時に書いた記事も、お暇なら読んで、これ見て検証してくらはい。


YouTube: Big Mama Thornton, John Lee Hooker, Big Walter Horton & Dr Ross


 

2011年1月 4日 (火)

Lost Sounds

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2011年最初にご紹介するのは、CD「ロスト・サウンド」。黒人音楽のルーツや発展過程に興味を持つ方々には必携のブツでございます(でもないか・・。)
1920年のマミー・スミスのOkehへの録音がきっかけとなって、黒人達をその主な購買層とするブルースやジャズなどの「Race Music」が商品化されていったという話は、皆さまよくご存じだと思いますが、このCDに収められている54のレコーディングは、レコード産業が産声を上げ、レコードという新しい媒体が白人中産階級にもてはやされた時期においてさえ黒人達が既に音源を残し、アメリカ音楽発展に多大な貢献を果たしていた、という事実を明らかにするものでございます。(勿論、蓄音機という贅沢品を持てなかった当時の黒人には直接聴く事すら困難だったでしょうが。)この2枚組CDは大きく4つのジャンル(Vocal Harmonies、Minstrel&Vaudeville Traditions、Aspirational Motives、Dance Rhythms)に分けられており、ジョージ・W・ジョンソン、バート・ウィリアムス&ジョージ・ウォーカー、ユービー・ブレイク&ノーブル・シスル、ローランド・ヘイズ、W・C・ハンディ、ジェームス・リース・ヨーロッパといった方々(私にはほとんど初顔合わせですが・・・)の演奏が収められております。その内容もスピリチャル、ポップソングからラグ・タイム、ダンス・ミュージックからオペラ、クラシックまで多岐に渡っております。中でも私が一番驚いたのは、なんとあのヘビー級チャンピオン、ジャック・ジョンソンが対ジェフリーズ戦を回顧した肉声!いや~、こんな貴重な記録が残されてたとは恐れ入ります。他にもブッカー・T・ワシントンの演説とか歴史的にも重要なものも含まれておるのですが、色々書いた所で皆さま方にはなかなかご理解願えないと思うので、いつも通りの「ゆーちゅーぶ」頼みで2~3ご紹介いたします。

まずは、有名なフィスク・ユニヴァーシティ・ジュビリー・シンガーズの演奏。CDに収録されているのは1909年録音の別の作品でフィスク・ユニヴァーシティー・ジュビリー・カルテット名義となってますが、ま、こんな感じでございます。


YouTube: Keep A' Inchin' Along- Fisk University Jubilee Singers-1926

次は黒人初のレコード吹き込みを行い、当時絶大な人気を誇ったジョージ・W・ジョンソンのThe  Laughing  Coonでございます。この方、元奴隷だったそうですが、ニューヨークの路上で演奏して生計を立ててはったらしいです。「Coonというような差別的な言葉を使うなんて、なんという自虐的な奴や!」という批判もございましょうが、19世紀から20世紀初頭という最も黒人達にとって厳しかった時代背景を考慮してご容赦願いたい。


YouTube: George W. Johnson, The Laughing Coon 1902 Victor III Gramophone

最後は、ジェームス・リース・ヨーロッパ。ご説明する知識もございませんので
これ見てくらはい。(責任逃れという話もある)


YouTube: James Reese Europe & the Hellfighters

しかし、ペンナイフで刺し殺されてしまうという悲劇的な最後。もう少し長生きしていただけたら、後のジャズの発展にも大きな貢献が出来たであろうに、と残念でございます。

ちなみに、このCDはTim Brookという方の634ページから成る著書を補完するものらしいですが、とても現物を購入する金も意欲もございません。付属している58ページのブックレットで十分ではないでしょうか。(負け惜しみという声もある。)
音は、とても1世紀前のものとは思えないほどクリアな作品が多く、好みに合わないのもあるとは思いますが、一家に一つどうでしょうか?

2011年1月 1日 (土)

HAPPY NEW YRAR

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本年もよろしくお願い申し上げます


YouTube: Margo Sylvia & Tune Weavers - What Are You Doing New Year's Eve