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2010年11月

2010年11月28日 (日)

アリス・ムーア

Amoore

というわけで、先日届いた人生初のデッカのSP(DECCA-7369)「アリス・ムーア」のご紹介でございます。A面のトゥー・メニー・メン、B面のドント・ディナイ・ミー・ベイビーとも期待に違わずなかなかの出来でございまして、ピアノでサポートする「悪魔の養子」ピー・ティー・ウイートストロー当時のボーイフレンドやってんと。)との息の合った演奏が聴けます。あ、「どんな感じの歌手ですかいな?」と思われる方はパラマウントに吹き込んだプリズン・ブルースをちょくらお聴きあそばせ。ヘンリー・ブラウンのピアノ+アイク・ロジャースのトロンボーンがバックを固めるという一風変わった編成で吹き込んでおられます。


YouTube: Alice Moore - Prison Blues (Country Farm Blues)

どないだ?この方もずいぶんとタフな生活を送られたそうで、1925年から翌年にかけて「賭博容疑」「売春容疑」、「騒擾容疑」で3回検挙された記録が残っているとのことでございます。このユーチューブの作品は1929年にリッチモンドのジェネットのスタジオで吹き込まれたらしいのですが、懲役6ヵ月の判決の判決を受けた女心を切々と歌っておりますね。たとえ歌詞はフィクションであっても、そこにこめられたリアリティーに圧倒されてしまいます。しかし、けっこうこのアリスさん、ヘンリー・タウンゼントやヘンリー・ブラウンなんか音楽仲間にはすこぶる評判がよかったようで、ココモ・アーノルドやルーズベルト・サイクス、チャーリー・ジョーダンといったセントルイスの大物連中も喜んで録音に協力してあげたのでは・・・。などと想像してしまいます。

今回手に入れたデッカ盤は、1937年の最後のセッション時のものらしいですが、これを機会にもうちょっとこの方の録音を聴きこんでみたいです。(ちなみに、アリスさんのお写真ですが、1934年のデッカのカタログに載ってた写真で、2005年に発見されたんやて。)

おしまい。

「ちょっと待った!蓄音機も持って無いのにどうやって聴けたんや?!」とお思いかもしれませんが、きっちりとガロート珈琲で聴かせてもらい、CDーRにも焼いていただきました。(購入祝いのスリーブのおまけつき!)どんどんSPの深みにハマって行きそうで嬉しいような恐ろしいような・・・・・。えーい、ままよ、回転禁止の青春さ!

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2010年11月26日 (金)

とりあえず・・・

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無事に届きました。 嬉しかるかる。
ちょと待ってね。 ちょ~っと待ってね。

2010年11月21日 (日)

THE KINGS SING THE BLUES VO.1

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本日は、以前にご紹介した「THE  KINGS  SING  THE  BLUESの1作目のご紹介でございます。今回のアルバムに収録されている方々は、エルモア、サニーボーイⅡ、ライトニン・ホプキンス、ライトニン・スリムという題名にふさわしい大御所と中堅どころのアーサー・クルーダップ、フランキー・リー・シムズそして、ほとんど正体不明のボボ・トーマスとなっております。トランペット・レーベルに吹きこんだエルモアのデビュー作品「ダスト・マイ・ブルーム」やヘラルド原盤のライトニン・ホプキンスの素晴らしさについては、今さら述べる必要も無いでしょう。サニー・ボーイⅡも田舎臭さを存分に発揮する出来栄えで文句なし!

しかし、一番の注目すべき作品は、ボボ・トーマスのI  WISH  I  WAS A CATFISHでしょう。デルタ臭さ丸出しの歌声にバッチシのサニーボーイⅡのサポート。実に秀逸ではないでせうか?この、ボボさん。長い間、レコード(ダスト・マイ・ブルームのB面)ではエルモア・ジェームスの名で発売されたためその正体すらわからなかったという人物ですが、最近の研究でやっとその本名が判明したということです。しかし、なぜエルモアの名を使う必要があったのか、私は未だによくわかりません。一説では、ボボさんが録音用に借りたギターとアンプを持ち逃げしたために、怒ったトランペットのリリアン・マクマリー女史が報復のためにやった仕業とか・・・。(ほんまかいな?)しかし、この1曲だけで姿を消してしまうとは残念至極でございます。

というわけで、そのボボ・トーマスさんの作品をどうぞ。


YouTube: Bobo Thomas Catfish Blues (I Wish I Was A Catfish)

2010年11月14日 (日)

I GOT TWO WINGS

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「背中に2枚の翼を装着し、愛用のエレキ・ギターにゃ100フィートのシールド突っ込んで、背中や頭上でアクロバチックな弾き語り、ロープに吊り下げられて会堂内をあちらこちらと移動する。」(ギター・スリムやアルバート・コリンズも顔色無しか?)
本日は、ゴスペルの世界でいち早くエレキ・ギターを導入し(1937年?)、絶大な人気と大きな影響力を与えたという、巡回伝道師「エルダー・ユタ・スミス」についての伝記本のご紹介。

この方、複雑な家庭環境と貧困の下で幼少期には教育も受けることも出来なかったらしいのですが、その強い召命感からCharch of God in Christという宗派の伝道活動に勤しむ決意を固められたそうな。(名前は「ユタ」ですがモ●モ●教とは関係無いようです。)その後は、ユーモアに満ちた説教と癒しの業(私にはちょっと理解不能ですが・・・)そしてエレキギターを使った演奏でもって全米各地で大活躍されたという事でございます。時には命を狙われたりルイジアナでの黒人投票権獲得運動に対して「白人の嫌がる事はするべきではないただ神にのみ依り頼むべきである。」てな発言をして、黒人運動家達からボロクソに批判されたり、念願の自分の教会を持てるようになったものの、不在がちなため結局会衆から見放されてしまったりと、なかなか波乱万丈の人生を送らはったんやと。晩年には視力も失い、失意のうちに1965年にお亡くなりになりました。

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墓地には墓標も建てられてないという・・・。  


YouTube: utah smith #1

 

2010年11月 7日 (日)

遂に憧れのSPが・・・

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わはは、わははのは~。熾烈な?競争を勝ち抜き、遂に憧れのSPを落札することに成功いたしました。「デッカのアリス・ムーアでっか?特段珍しい盤でもないやんけ。」「安いCDで簡単に聴けるのに、酔狂なことでんな。」とお笑いになる方も多いかとは思いますが、そこはそれ、味気ないデジタルの時代であっても、アナログ好きなアナクロ人間の存在も必要ではないでせうか?
残念ながらパラマウント盤の入手は、いまだ叶わぬ夢ではありますが、今後とも頑張って行きたいと思っております。(予算の範囲内で
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しかし、ま~、なんですね、オークションの世界も奥が深いもんがありますな。「これは!」というブツは、やたらと高いし、「落札できたと油断してたら、終了直前にさらわれてしまうわ・・・・。ま、そのへんが醍醐味といえば言えるのでしょうけどもね。

「そやけど、無事に日本まで届くんやろか?届いたとしてもパリンと割れてたりして。」とか考えると、当分、枕を高くして眠れそうもありません。


YouTube: William McCoy, Mama Blues. Harmonica. Dallas Texas 1927