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2010年10月

2010年10月31日 (日)

The Musicians, The Records & The Music Of The 78 Era

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本日は久方ぶりの書籍のエントリー。ご紹介するのは今年、英国のフロッグ・レコード社から出版された「The Musisians、the Records & The Music Of The 78 Era」でございます。表紙がオーパル・クーパーという私には馴染みの全く無い人物の写真なので「ひょっとしてジャズ関係の記事ばっかりとちゃうやろか?」と心配したのですが、ルーズベルト&ウアロイのグレイブス兄弟についての最新の研究(クーニー・ボーンではないか?という写真も掲載されてます)やパラマウントのメタルマスターの行方を追跡したAlex Van Der Tuuk氏の力作、さらには、20世紀初頭アメリカの激動時代に生きたヘンリー・トーマス(ラグタイム・テキサス)についてのロマン溢れる記事などブルース・ファンにとっても見逃す事の出来ない内容となっております。また、珍しい写真やポスターなども満載されており、見てるだけでも十分楽しめるのではないでしょうか。ただ、どうでもええイラストが8ページも載せられているのはちょっとどうかと思いますが・・・・。それと、ジャズ方面には全く無知な私にとってはトーマス・モリスとかオスカー・バーニー・ヤングとか言われても誰のこっちゃ抹茶に紅茶という所が残念無念でごじゃります。

ま、それはそれとして、一番興味をそそられたのが、あのブラインド・レモン・ジェファーソンの近年発見されたという「死亡証明書」の写真!

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「年齢:だいたい40ぐらい」「職業:盲目」などという実にエエ加減な記録ですが、死亡日時や死因もこれでやっと確定したようですね。

それにしてもこれまで、『あの人は太りすぎが原因で窒息死したんやで』(ルーブ・レイシー)とか、『ギターのチューニングしてる時に心臓マヒでポックリと・・・』(デビッド・ミラー)とか、『交通事故で死にはったと聞いたで』(サン・ハウス)とか、実に怪しげな話が乱れ飛んだもんですな。

ということで、本日は最も古い世代に属するブルース・マン、列車に飛び乗り放浪生活を送ったヘンリー・トーマスの演奏をどうぞ。ギターと素朴なquillsの弾き吹き語りです。


YouTube: Henry Thomas - Fishing Blues

2010年10月23日 (土)

ロンサム・サンダウン

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さてさて、本日はルイジアナのブルースマン「ロンサム・サンダウン」のアルバムのご紹介。この方、フィリップウォーカーと来日する予定でしたが、直前になって『いやになった。演る気が失せた』ちゅうて結局、家に帰ってしまわれた。という有名なドタキャン事件で古くからのブルースファンの方々には有名ですが(代役でやって来たジョージ・スミスの方がよかたという話もあります)、一時は説教師に転向したり又カムバックしたりと、なかなか複雑なオッチャンやったようですね。

さて、このアルバムは、エクセロ・レーベルの立役者J・D・ミラーが秘蔵していた、というかお蔵入りにしてた音源を集めたシリーズ物の1枚でございます。典型的なエクセロ・サウンドに支えられて演奏するサンダウンさんに涙するファンも多い事かとおもいます。なんせライトニン・スリムやスリム・ハーポと方を並べる実力派ですから・・。

しかし、私の場合、どうもこの人の容貌に似合わない変な甘さ加減が昔から苦手でして、『もう長い間聴いてないし、自分も歳いったこっちゃさかい、またちがった感激が得られるかも』と半ば期待して聴き返したもののやっぱりあきまへん。まだまだ人生経験が足らないのでせうかね?それとも、なぜか横○ホット・ブラ○―ズのあの人の顔を思い浮かべてしまうからでしょうかね・・・・。Photo


YouTube: Lonesome Sundown / Louisiana Lover Man

2010年10月17日 (日)

レッグ・マジック

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先日、「お母上様、お父上様へ。」と娘からプレゼントが送られてまいりました。
ちょっと前までテレビ・ショッピングで盛んに宣伝してたレッグ・マジックという商品ですが、娘からのプレゼントという事で嬉しい反面、何やら年寄り扱いされてるようで
ちょっと複雑な気持ちでございます。

嫁は「お腹も引っ込むらしいし、脚も引き締まるんやて。」と喜々として指導DVD見ながら頑張ってるようですが(いつまで続くか?)、まだまだ脚力には自信のある私には無用な代物。しかし、せっかくの娘からのプレゼントなので、ちょっと試してみる事といたしました。『もうすこしよ。頑張って!』とか白人のインストラクターのオネーチャンにテレビ画面から指導されるのも癪に障るので、フレッド・マクダウェルの演奏にあわせてやってみました。


YouTube: Mississippi Fred McDowell - Shake 'Em On Down

はははは、やっぱり歳ですな?

けっこうコタエマシタshock

 

2010年10月10日 (日)

2011年ブルース・カレンダー

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またまた今年もブルース・カレンダー2011を入手いたしましたこれで2007年から始めて5年連続の購入になるわけですが、例によって独特の味ある1920年代の宣伝用アートワークと、それとリンクしたオマケCDでたっぷりと楽しめると思います。

私が個人的に「おもろいな~」と感じたのが6月の女優ハティー・マクダニエルとパパ・チャーリー・ジャクソンが患者と歯医者に扮して楽しい?掛け合いを聴かせてくれる「デンティスト・チェアー・ブルース・パート1&2」ですな。歯医者に一度でもかかられた方は、手に汗握る緊迫感を持って鑑賞できる事まちがいなし!

それと非常に吃驚させられたのが、半ば伝説のピアニスト、ジャボ・ウィリアムスが演奏する11月の「ココモ・ブルース・パート1&2」。(なんでも現存するSP盤は2枚しかなく、それも再生が非常に困難な状態ということで、リマスターされても音は最悪ですが)

左手で弾かれるウォーキングベースはロバート・ジョンソンのスゥート・ホーム・シカゴ」のギターと瓜二つですがな!ロバート・ジョンソンのギタースタイルとピアノとの関連性云々につて以前からよく耳にはしてきましたが、これを聴いて200%納得できた次第でごじゃります。いや~、勉強になりました。

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YouTube: Jabo Williams - Pratt City Blues

 

2010年10月 5日 (火)

INDIANAPOLIS JUMP

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さてさて、本日ご紹介するアルバムはインディアナポリスでのフィールドレコーディングで記録された作品を集めたアルバムのご紹介でございます。
吹き込まれた時期は1958年から1966年の間、演者はシャーリー・グリフィス、スクラッパー・ブラックゥエル、ピート・フランクリン、ヤンク・レイチェル、ジェイムズ・イーズレイ他、当時インディアナポリスで活動していた面々。「オッサン、これからちょっと録音するんやけどちょっと一緒にどや?」「君、バックでハープ吹いてけれ。」てな具合でレコーディングが行なわれたということで、スタジオ録音では味わえない雰囲気が楽しめます。トミー・ジョンソン直伝の3曲を披露するシャーリー・グリフィスさんもなかなかの出来栄えですが、僅か2曲とは言え、衰えを感じさせないスクラッパー・ブラックウェルの演奏が嬉しい所でございます。スクラッパーさんといえば、ロニー・ジョンソンと並ぶ単玄奏法の創始者として有名ですが、本邦ではなぜか人気がそんなにありません。「あ、リロイ・カーとコンビ組んでた。ギタリストやね。」程度であしらわれてしまうのが関の山では無いでしょうか。1962年、強盗によって射殺されてしまうという悲劇的な死といい、不運を絵に描いたような人物ですね。
というわけで、ユーチューブから1曲聴いてたもれ。歯切れの良い力強いピッキングがたまりません。
ロバート・ジョンソンもきっと、この人のレコードを聴き狂ったのにちがいないぞ!
(ほんまか?)


YouTube: 'Kokomo Blues' SCRAPPER BLACKWELL (1928) Guitar Hero Legend Of Blues