フォトアルバム
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2007年10月

2007年10月30日 (火)

チャーリー・マッコイ

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「戦前ブルースは今ひとつピンとこない。」「やはり音楽はノリ・ノリや!」と言われる方々にお勧めしたいのが、本日ご紹介するチャーリー・マッコイさん。この人、トミー・ジョンソンやイシュマン・ブレイシーのバッキングだけやありません。達者なギター、マンドリンでホーカム調の曲やダンス・ナンバーまで多彩な演奏を披露してくれてはります。
ピアニストのカウ・カウ・ダベンポートの傑作「Cow Cow Blues」のマンドリン版That Lonesome Train Took My Baby Away で聴ける、せわしない心地よさには痺れます。Sunset Waltz やToo Long を聴くたびにアベノ銀座を想うのは私だけでしょうか。Hidin' On Meには、思わず唱和してしまいますね?バックを務めるボー・カーター(チャットマン)やジョージア・トム、ウォルター・ヴィンソンといった面々の演奏も楽しめるのが又嬉しい所でございます。
幸いなことにこのCD、まだまだ入手可能と思われますので
ココで試聴して、ぜひとも購入をお願いしたい。
え?ハーレム・ハムファッツ時代の方がええって?
う〜〜む。

2007年10月23日 (火)

Hoo! Mata America Ni Ikitaku Natte Kita

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本日は、な、なんとken-sannが書かれた音楽旅行回想記「Hoo! Mata America Ni Ikitaku Natte Kita」のご紹介。
テキサス州のオースティン、ダラスそしてニューヨークを旅された時の記録でございますが、通り一遍の旅行ガイドとちがって、アメリカという国の音楽シーンやそこに住む人々の様子が生き生きと描かれております。文中に散りばめられた壺を心得たボケも効果的で、おもわず最後まで一気に読んでしまいました。LPジャケットか音楽ポスターを思わせる装丁も実に洒落ておりますね?
昨年のクリスマス・イブにken-sannと初めてお会いしたときから、「ムム。この人もただ者ではなさそうやぞ。お殿様がお忍びで動物園にやって来たかの様な雰囲気がある。」と思ってたのですが(ほんまです。)本まで出しておられたとは知りませんでした。先日、ギター・マガジンにギター奏法解説などを中心とするCDレビューを書かれたという事を山崎氏のブログのコメントで知り、「他にも何か書いてはるんやなかろうか」と検索をかけてわかったのですが・・・。
いやー、毎度・毎度同じことを書くようですが、ここを覗いてくれてはる方々は、ほんまにナニですね。才能豊かな方ばっかりですわな。
ということで、本日は古き良きアメリカを代表する?ブラインド・ブレイクさんでもどうぞ。え?左車線を走ってるから、アメリカとちゃう? ま〜よろしいがな。
あ、本の横のちっちゃいストラスキャスターもken-sannから送っていただいた「ちゅーいんがむ」のオマケです。

2007年10月18日 (木)

ハウリン・ウルフ Can't Put Me Out

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本日は、天下御免のハウリン・ウルフのアルバム。
BLUES BALLという聞き慣れないレーベルから出されたものですが、勿論このレーベルはブートレグ。この作品も誰かがチェスの倉庫かどこかからパクって来た音源を使ってるそうな。
「そういう悪事を働く者を儲けさせるわけにはいかぬ!」と買うのを躊躇ったものの(嘘です。すみません)、RARE&UNRELEASEDという文字に惹きつけられ、ふらふらと夢遊病者の如くこれを手に取り万引き、いや、レジで金を払って購入した想い出深いアルバムでございます。
中身は当然、「残りかす」であるはずもなく、ウルフ節をタップリと堪能できるものとなってますな。冴え渡るヒューバート・サムリン、ウィリー・ジョンソン、謎のLDマッギーといったバックのギターの活躍ぶりも注目です。
晩年の1972年にシカゴで録られたライブ作品「BIG HOUSE」もなかなかの出来でして「何でこれをチェスは出さんかったんや!」と責任者の亀田、もといチェス兄弟に対し私は断固抗議したい。
それと、この作品で嬉しいのは短時間ながら、珍しいウルフさんのギター弾き語りが収められてる所でして「うわ〜。これは丸々チャーリー・パットンの世界や!誰に教えてもろたんやろ?義理の兄貴やったウィリー・ブラウンかな。」とか聴いているだけで、自分だけの妄想の世界に耽ることができたりいたします。
ま、今でも入手するのはそれほど困難でも無いと思われますので、全国の「吠える狼」ファンの方々は是非ご購入下さい。

2007年10月13日 (土)

ボビー・ブランド&ジョニー・ギター・ワトスン

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本日は、米国クラウンから出されていたボビー・ブランドとジョニー・ギター・ワトスンのカップリングLP再発盤のご紹介。ジャケットのボビー・ブランドの巨大似顔絵を見て「うわ〜。暑苦しい!」と思われるかもしれませんが、当時の黒人女性の間では、この方、ルドルフ・バレンチノか長谷川一夫の様なセックス・シンボル的な存在であった?事を忘れてはいけません。ボビーさんの3曲は1950年代初期の作品で、後トレードマークとなる「啖吐き唱法」はまだ完成しておりませんが、大物の風格を既に醸し出してくれてはります。バックの面々もジュニア・パーカー、マット・マーフィー、ジョニー・エイスと豪華な面々でして、この時代のメンフィスのブルースシーンを彷彿させる内容となっております。ところで、バックのギタリストはBB・キングちゃうか?とマイク・レッドビターは推測してる様ですが、私は絶対、ウィリー・ジョンソンあたりではないかと思うのですが・・・。別に根拠はないのですけろね。
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女性ファンにモミクチャにされるボビーさん
一方のジョニー・ギター・ワトスンさんの方も負けず劣らず必殺の「スリー・アワーズ・パスト・ミッドナイト」を始めとして「ホット・リトル・ママ」「トゥー・タイアード」といった初期の名作群でグイグイ、飄々と迫ってくれてはります。とにかく中古レコード店でこれを見かけたら、速攻でお買いあげ下さい。

というわけでジョニー・ギター・ワトスンさんの「スペイス・ギター」でもお聴きくだされ。

半世紀以上前の作品とは、とても思えませんね?

2007年10月 8日 (月)

All Night Long They Play The Blues

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本日のアルバムは、1960年代から70年代にかけてウエスト・コーストのギャラクシー、ファンタジーレーベルに吹き込まれたシングルのコンピ物でございます。
なんといっても、リトル・ジョニー・テーラーの「パート・タイム・ラヴ」が出色の出来でございますが、I Know You Hear Me Callingもそれに劣らず素晴らしい!アーサー・ライトもギターでエエ仕事してくれてはります。
ただ、Somewhere Down The Lineは、もひとつです。やめときゃええのに、ピーヒョロと下手なハープまで披露してくれてるのですが・・・。
クラレンス・スミス=Sonny Rhodesの3曲もなかなかの出来ですが、もうちょっと強力なバックに援護して欲しかった所でございます。あとは、フィリップ・ウォーカーやビッグ・ママ・ソーントン、クレイ・ハモンドの作品も収められておりますが、可もなく不可もなし、といった所でしょうか。
残念ながら、チャールズ・ブラウンさんの作品は最悪でございます。B級恋愛映画のバックミュージックかムード歌謡か、といったトホホ感が涙を誘います。

さてさて、お約束のオマケですが、ダイナ・ワシントンでどうでっしゃろ?「判事さん。同情はいらんよって、男の喉笛掻き切ったあたいを、電気椅子へ送ってちょうだい」やて。こわ〜〜。
今日のアルバムと何の関係もございませんがね。

2007年10月 5日 (金)

旧司法試験第二次試験論文式試験発表

本日、旧司法試験第二次試験論文式試験の合格発表がございました。(しかし引っ張りすぎやがな。テストは7月15日と16日でっせ。)。案の定、我が息子はあえなく馬群に沈んでしまったわけでございますが、法務省のHPによると、合格者平均年齢は29.80歳、対出願者合格率は、0,89%やったらしい。来年度はさらに旧司法試験の合格者数が削減されるため、今年以上の倍率になるのは必至と言われており、
今年まぐれで択一試験を突破できたからといって、来年も論文試験まで残れる保証はどこにも御座いません。
「ま、来年はなんとかなるんちゃう。」と息子は平然と構えておるのですが、「その脳天気さを改める事から始めんかい!」と私は言いたい。
そろそろ我が家の全財産を精査して、息子を法科大学院へ通わすだけの余裕があるか真剣に考えなあかん時期がきたようでございます。
司法改革と称して「平等に誰でもが死ぬまで受験できる司法試験」から「法科大学院へ通えるものだけが3回まで受験できる司法試験」と制度が変更されてしまいましたが、この改革も、実際は格差社会の矛盾をさらに拡大する改悪であったと思わざるを得ませんな。

というわけで、本日はPPMの「花はどこいた?」でも
お聴きください。(中学生の頃を思い出すな〜〜)





2007年10月 4日 (木)

ベッシー・スミス

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本日は、クラシック・ブルースの「女帝」ベッシー・スミスさんの2枚組みアルバム(EMPTY BED BLUES)のご紹介でございます。1924年と28年のセッションからの作品31曲が収められており、タフでハードな歌を披露してくれてます。ベッシーさんといえば、その渾名にふさわしく、テント・ショーを妨害しにやってきたKKKの無法者達に果敢に一人で立ち向かったという逸話が示すように、生涯黒人であることに誇りを持って生きられたという事らしいですね。ま、このあたりが、当時の黒人大衆に絶大な人気を誇った所以でもあるのでしょう。
しかし、正直言いますと、初めてベッシーさんを聴いた時はガッカリいたしました。ビリー・ホリデーの様な雰囲気を期待してた所が、いきなりズシンと唸られたのでそのギャップに戸惑ったという事かもしれません。
例えるならば「オシャレなフルーツパフェを期待してたら、お供え物の白雪羹(はくせんこう)が出てきた」といった感じですね。え?もひとつ言いたい事がようわからん?
さよか。
ということで、そのベッシーさんの唯一残された映像が拝める1929年製作の映画「セントルイス・ブルース」からの一場面をお楽しみください。腸捻転になりそうなダンスを披露する兄ちゃんも見物です。
ところで、私のLPジャケットには、For Governmental Sale Onlyと書いてあることに今気づきました。
たしか、ん十年前にサカネで購入した筈なのですが・・・
どういう事でせうね?